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RMR的オーディオドラマの作り方。第9弾は「劇伴編」です。

劇伴というのは、劇中で流れる音楽のことです。
サウンドトラックといった方が馴染みがありますでしょうか。

RMRのオーディオドラマで使っている劇伴は、概ねオリジナルです。
作り方としては、二通りです。

一つは、ストーリー展開が決定したあと、シーンのイメージが決まった段階から作り始める場合。

二つ目は、台詞と効果音の編集が粗方終わった段階で、それに合わせて制作する場合。

どちらも作曲作業ということでは変わりはないのですが、大きな違いは「尺の構成」です。

前者は、イメージ先行で、曲全体を俯瞰してメロディーや編曲を考えますが、後者は、シーンの中のストーリーの展開に合わせて、曲の展開も変化させていきます。

一例として、先般から公開している「超鬼兵ガルヴァイド・エデンダイバー」のサウンドトラック音源を使って説明します。



この音源は、3つの曲をつなげたものです。

冒頭の22秒は、全4話の各エピソードのオープニング主題歌の前に挿入している曲。
タイトルは「救世主伝説」です。

アバンタイトルの閉めにナレーションを入れていますが、そのバック用に制作しました。

このナレーションは、20秒で読んでいただくという事前のディレクションをしているので、脚本が出来た段階から制作をはじめています。

続いて2分7秒の「攻撃」。
第一話となる「episode 1 巨人再来」で登場する、2回目の戦闘シーンで使った曲です。

最後に、2分52秒の「有明上空」。
「episode 1 巨人再来」のクライマックスで使った曲です。

「攻撃」と「有明上空」は、ドラマ本編の編集が終わった段階で作曲作業をしています。

ドラマの展開は、必ずしも音楽的な、何拍子・何小節というものにキレイに当てはまらないことも多いため、それなりに長めの曲になりますと、途中で曲のテンポを変えたり、転調をたくさんしたり、という仕掛けも入れ込むことになるのですが、楽曲単品でも一応は楽しんで聴きたいよなぁ~という、自己満足要件を両立するために、RMR音楽チームの鴻巣舞ちゃんに、無茶振りをして、作ってもらいます。

「~エデンダイバー」の劇伴は、全部で50曲弱ありまして、大部分は、鴻巣舞ちゃんが担当して新規に書き下ろしています。

でも、舞ちゃんの作曲は直観派すぎて、まったく理論的でない曲が多かったりもするので、ここばビシッと決めたい!という場合は、RMR作品で長くおつきあいをさせていただいている森田俊輔氏に依頼します。

森田氏には4曲を書き下ろして頂きました。

劇伴のおもしろいところは、ドラマ本編の台詞と効果音を邪魔せずに曲という立場で物語を盛り上げる、という機能にあると思います。

特に、オーディオドラマ、しかも、SF系の作品の場合、劇伴に、電子音を多用して、意表を突いた作曲上の演出をしようとすると、効果音と組み合わさった時に、劇伴なのか、それとも、ストーリー展開上の重要な効果音なのかを、お聴き頂いた方を迷わせる一因になってしまう可能性があります。

音情報として伝わらないというのは、オーディオドラマでは致命傷ですから、そこには、やはり気を使います。

劇伴もオリジナルでやるということは、それだけ制作期間も長くなりますし、いろいろ気にしなければならない部分も増えるわけですけれど、役者さんの素晴らしい演技と併せて、効果音も、そして、劇伴も「役者」陣の一員ですから、しっかりとお芝居させないといけませんから、大変ではあるのですが、そこも、オリジナル作品に携わる大いなる楽しみの要素であるのです。

そんなわけで、「超鬼兵ガルヴァイド・エデンダイバー」は全四話、各話300円。4話セットは1,200円でダウンロード販売中です。(※価格は、店舗のキャンペーン中等によりお安くなっている場合もございます)

オリジナルロボットオーディオドラマ

「超鬼兵ガルヴァイド・エデンダイバー」


エデンダイバー ロゴ500
http://www1.ttcn.ne.jp/~rmr/eden/


なにとぞ、よろしくお願いいたします。


RMR的オーディオドラマの作り方、第8弾は、「箱書き編」です。

いきなり脚本を書けちゃうミラクル超人の方は別にしても、普通は、物語をつくろうと思ったら、どういう構成がおもしろカッコよくて感動できるか、について考えると思います。

脚本術の書籍には、脚本=シナリオを書くための手法が様々書かれています。

1.書きたいテーマがある! → 企画書を書いてみよう!
2.ストーリーを思いついた! → それをどういう手順でつなげるのが効果的なのか?つまり、構成。
3.その構成は理にかなった順番か? → シノプシスでチェック!

本当はもっと細かく分類されていて、システマチックに制作していくのが常だと思います。
とりあえず、ザックリと。という感じで。

2と3を繰り返す作業が、一番楽しくも悩ましい悶絶どころなわけですが、この、物語の流れを作る「構成」を考えるときに、超役立つツールが現れました!

さすが21世紀!

それは、linoというアプリです。
http://ja.linoit.com/

ツイッターのTLで知ったのですが、これは、バーチャルなコルクボードを常に携帯して、そこに気が付いたらドカドカと付箋を貼っていく、というものです。

linoのキャンバスは、ブラウザ上に存在していて、デスクトップに直接付箋を貼るというコンセプトではないところが味噌!

いろんな付箋ソフトは、これまでも存在していたのですが、このlinoの何が良いかと言うと、シナリオの構成を組み立てる箱書き作業にハイパー役立つということであります!

ツイッターやFacebook等のアカウントを持っていれば、そのまま使えますし、専用のIDを作ることもできます。

最近はやりのオンライン共有が出来るのは、移動が多い方には重宝します。

Windows、Android、iPhone/iPadで使えます。もちろん、連携できるわけです。

付箋を貼ったキャンバス(コルクボード以外にもいろいろ選べます。オリジナル壁紙も可)は、自分だけの情報整理にも使えますし、第三者と共有することもできまます。

共有範囲は、限定できないようですので、みんなに見せるか(見せる場合に、付箋を貼る権も設定できます)見せないかを設定する格好です。一度設定した内容は、任意のタイミングで変更できます。
訂正!グループ機能というものがあって、管理者が招待したメールアドレスのユーザーのみで共有ですることが出来ます!

ここでは、これから制作する物語の内容を組み立てる作業ですから、どんなに自分大好きなわたしでも、ここは秘密にしておきたい!ということで非公開でキャンバスを設定。

この物語の流れ=ストーリーを組み上げる作業を「箱書き」と言ったりします。

アナログ作法として極めて優れた創作法です。

メモ紙に書いた内容を、順番を入れ替えてみたり、メモ紙を足したり、省いてみたり。

ブレーンストーミングをしながら、ストーリーを構成する順番を、あれやこれやと入れ替えていくわけです。

これをやると、ストーリーの起伏とか、伏線とか、冗長な部分とか、もう、いろんなことがわかります。

このアプリを発見する(つい数日前)までは、テキストエディターで、各場面のアイディアを書いて、それを追記修正して、疑似的に箱書きをやっていたのですが、なにせ、テキストエディターの場合、縦にしか情報を配列できないのと、PCの画面がどんなに大きくなったところで、ストーリーの全体感をパッと見で理解するのが難しいです。

しかも、自分で脚本を書かない場合、それを脚本家さんに説明しないといかんわけです。

そのために、結局、別な制作メモを作成したり。

それはそれで、構成のチェックの機械にもなるので、良い面もあるわけですけれど。

で、このlinoは、それを一気に解決してくれるのです。

まだ使い始めて日が浅いので、使いこなせていないかもですが、実際に、どんな感じで使っているのかをお見せする意味で、パソコンの画面をキャプチャーしてみました。

lino

秘密の制作内容なので、ぼかしてあります。ご了承のほどを。

linoの表示をフルスクリーン状態にしてあります。

付箋のと文字は10色から選択できます。
文字サイズは5段階。

付箋の大きさは任意で自由。
場所の移動は付箋をドラッグすればそれについてきます。

重なりあった付箋は、そのどれかをshiftキーを押しながらドラッグすると、一緒に動きます。

この機能を利用するために、シーンを構成する要素の付箋は、ちょっとだけ重ねておきます。

付箋の回転もできます。
固定するには、付箋の上部中央にマウスを持って行くとピンのアイコンが出ます。それを右クリックで付箋を固定できます。

付箋は貼って、テキストを入力したと同時に自動で保存されますから、いちいち保存という動作は必要ありません。

貼った付箋の色や文字の色、大きさ、場所等はいつでも変えられます。

別なキャンバスにワンタッチで(実際はツーステップですが)でコピーできます。

画面の右下には、複数のキャンバスを選択できる選択バーが出ています。

画面の左下には、キャンバスのロケーションを表示するモニターがあります。

ロケーションモニターの中の枠線は、ディスプレイ上の表示領域を示していて、それを動かすと、ディスプレイに表示されたキャンバスも動きます。

わたしのパソコンは1920×1080pxの解像度ですが、linoのキャンバスの大きさは、その2倍弱はある感じです。

上記の画像でいうと、色分けはこんな感じです。

・オレンジ:プロットそのもの
・水色:設定関係のアイディア
・ピンク:物語の見せ場の一つであるメカシーン
 (RMRは、ロボットものなので、脚本上で登場するバランスを確認します)
・ライトグレー:台詞案

他にもこれから増やすかもしれませんが、とりあえず。

台詞案は、分かりやすいように斜めにしています。

パソコンの画面で一望するのが、主な目的でもあるため、カット(シーンをさらに細切れにしたもの)単位で、それを縦に並べて、それを1シーンにカウントするようにレイアウトしてみました。

カットの集合体、1シーンは概ね3分弱。

シーンチェンジで2列目。以降も同様にどんどん貼って行きます。

赤枠と青枠で分けたのは、尺(物語の長さ。総延長時間)の上でのバランを観るために、便宜上こういう風にわけていますという表示です。実際の画面上にはありません。

ですので、この画像の観方としては、

赤枠部分:前半。7シーン。20分強。

青枠部分:後半。制作中。

赤枠内と青枠内を加算して、合計40分強のストーリー。

ということになります。

まだ練り上げている最中ですので、シーン数は増えると思います。
一付箋3分というカウントも、まだ暫定の考え方のため、もっと細かくなるか、もしくは、さらに大枠になるかもしれません。

ただ、あまり多すぎても、場面展開の要素が多いということにもなり、オーディオドラマとしてお聴き頂くときに分かりづらくなりますから、その意味でも一目瞭然というのは、とっても良いわけです。

しかも、パソコンのディスプレイに一つのソフトしか起動できないという時代ではありません!

パソコンのスペックが許す限り、いろんなソフトを起動できます。

そこで、こうします。

lino2

linoの上に、テキストエディターを表示させます。

使っているのは、VerticalEditor。
縦書きでシナリオモードというありがたい機能がついたフリーソフトです。
400字詰めの原稿用紙モードにしています。

1ページで約1分尺、というおおよその目安にもなるので、原稿用紙モードはありがたいです。

lino自体はオンライン上にデータがあるので、ネット環境とブラウザ(スマホやタブレットだとアプリでOK)があれば、どこでも開けます。

VerticalEditorで書いているシナリオ案は、パソコンのローカルではなく、Dropboxから直接引いています。

いざというときのために(わたしは)2分間隔で自動保存。
更に万が一のときのために、少しでも加筆修正があったら、ctrl+s でセーブ!
これ鉄則!

linoのプロットを見ながら、実際の台詞等の案を考えてVerticalEditorで整理。

これ、結構完璧なパーフェクト!

本当に便利です。

ツールとしては完璧ですが、それで物語が面白くなるかは別問題で、そこは、知恵と勇気!的な。

linoに課題があるとすれば、オンライン上のアプリなので、オフラインでは使えないこと。

そして、linoのサービスがメンテナンス中は(頻度は多くないみたいです)使えないこと。

そしてなにより、このサービスがいろんな事情で終了してしまうと、一生懸命考えたアイディアが文字通り消えてなくなってしまうこと。

ということでしょうか。

それを気にし出したら、あらゆるサービスは享受できないでしょ!
という方、ぜひお勧めです!
監督というのは、リハーサル中に役者さん灰皿を投げつけ、パイプ椅子を蹴っ飛ばせなければいけません。
そして、なによりも怒号と罵声!

ただし、最近では、レコーディングスタジオは禁煙だったりもして灰皿がありません。

イスも、しっかりしたものが備え付けられていますし小さな傷をつけることも憚られます。

大きな声は、場合によっては必要ですが、役者さんやスタッフを不快な思いにさせて、良い作品が生まれるのか、はなはだ疑問です。

というわけで、わたしは一度も、上記のような行動をとったことがありません。

RMR的オーディオドラマの作り方、第7弾は「監督編」です。

さて、自主制作となると、必然的に兼務が増えます。

他のサークルさんが、どういう体制なのかというのは、以外とガチで細かい事までお聴きする機会って意外とないので、微細な想像もできないのですが。

RMRの場合、「カントク」であるわたしは、だいたいこういう実務をします。

企画、制作進行、脚本確認、キャスティング、スタジオ・リハーサル場所決定、演出ならびに録音監督、編集、音響効果、主題歌作成、劇伴監修、WEBサイト作成、その他諸々

「その他」ってのが、わりとボリュームあります。いろいろ。

とは言え、一人で出来る事には限りがあります。

本当は分担したいのですが、集団での創作ごとというのは、たいへんです。

制作の多くを、企画参加者のボランティア精神で支えていただいています。

ですから、そういうことを、かれこれ15年もやらせていただいているというのは、本当にありがたいことなのです。

このありがたさに気が付くまでに多少、年数が要りました。

「好きな者たちが集まっているんだから気にしないで!」という意見もありますが、それがわかっているのと、無頓着で良いというのは同義ではありません。

超無料文化というものが、広告ビジネス等のバックヤードスキームとは無関係に浸透したとき、その行く末には、経済が回らず、スッタフにもキャストにも事実上の恩恵が、「充実した」という精神的なもの以外、何も残らない状態になる。

結局、ネクストが運営できない事態に陥るんです。

実際は、無料で配信したり配布しようが有料で頒布しようが、あまり状況に大差はないんですけれども(汗)

趣味の創作ごとでありつつも、パトロンなしではやっていけないというのは、いかがなものか。

まったく財政難から一向に脱しない構図というのは、物語ジャンルのせいではなく、極めて、RMRの作品個体の問題だとも言えますし、自主制作オーディオドラマ界に内在する根本的課題かもしれません。

「好きでやっているんだから、そんなのわかってることでしょ」というのも一理あり、パトロンがいなくても出来る範囲のことをやる、というのも自明ではあります。
「続けていけないんなら、やめればいい」というのも、まっとうな理由です。

自主制作のオーディオドラマサークルが、長期間にわたって運営できない理由のひとつに、「経済的にまわらない」という、極めて社会的な事情を想像することは、容易です。

小劇場で活動する劇団も、おそらく、同じようなケースなんじゃないかと想像できます。

劇団やバンドは、ノルマみたいなのもあったりすると伺うこともあり、これまた、シビアです。

金銭面とは違う人間関係のもつれみたいなものや、考え方の相違というのもあるでしょう。

RMRは、作品ごとに陣容を整えるので、それが良い面もありますし、良くない面もあります。

製作費を回収するなんてのは、夢にも欲していたら、何もできない世界なのですが、なにせ、あまり多くの方が望んでいない、というか、むしろ、わたし以外に聴きたい人がいないとってもいいような、

「 オ リ ジ ナ ル の
  ロ ボ ッ ト モ ノ の
  オ ー デ ィ オ ド ラ マ 」

を作らせていただけているのですから、せめて、みんなのお弁当代や交通費も用意できて、打ち上げは飲み放題でご招待にしたい。

それも、かなりハードルが高い夢だったりもする現状です。

関係者全員が完璧無償参加というわけでもありません。

対価をお支払するパートと、そうでないパートがある。
そこは、非常に悩ましい部分です。

そんなんで、これからも制作を続けていいのか…

そういう現実的な矛盾と葛藤するのも「カントク」の役割なのです。

本当にいろんな素養が求められる責任ある立場だな、と、最近、あらためて感じています。

自分は「カントク」足り得ているのか。いつも、自問自答しています。

当然ながら、まだまた至らぬ点ばかりですから、
ともかく、感謝なしにはやっていけません。

*******



オーディオドラマ 超鬼兵ガルヴァイド・エデンダイバーの冒頭3分+αを動画で公開しました。

本編は、全4話の計157分でダウンロード販売中です。

よろしくお願いいたします。

特設サイト:http://www1.ttcn.ne.jp/~rmr/eden/
RMR的オーディオドラマの作り方。第6弾となる今回は「脚本編」です。

脚本単品だけを掲載しても、それがどう作品に反映されて、また制作が進む中で変化していくのかについては、やはり、本編をお聴き頂いた方でないと分かりづらい分野だろうな、ということで、2013年はRMR結成15周年という佳節を迎えることもあり、その記念企画の一環として、RMRが企画したオーディオドラマ「超鬼兵ガルヴァイド・エデンダイバー」全4話をセットで特典をつけてダウンロード販売をすることにしました。
(2013年1月21日~を予定しています)

エデンダイバー4話セットバナー
作品特設サイト http://www1.ttcn.ne.jp/~rmr/eden/


販売サイト:DLsite.com
すでに1本ずつ買っていただいている方もいらっしゃるので、お値段的には4本分と同じ価格です。
※既に全4話を個別にご購入済みの方への特典のお取扱いにつきましては当記事文末をご覧くださいませ

4本セットをご購入していただけるというのは、とってもありがたいことです。
なので、4本セットをご購入の方には何か特典があったほうがいいのではないか?
そして、4本セットをお求めいただく方は、少なからずオーディオドラマにご興味があるであろう。
と想像しました。

そこで、4本セット版には、特典として、

・スタジオでの本番収録用台本の決定稿

・リハーサル時点から本番に向けて修正があった部分の追記修正事項資料

・作品中の戦闘シーンがどういう場所で行われているかの位置関係を図化した「戦闘マップ」

を付けさせていただくことにしました。

本番台本のとおりに収録したお芝居ですが、編集を進めていく過程で、台詞の順番を変えたり、台詞を削ったり、シーンの順番を変えたり、シーンまるごとバッサリ削ったり、という作業をしていきます。

これは、脚本の推敲の練度にも起因する一面はありますが、実際に役者さんが登場人物に命を吹き込んだことで、物語の本筋を変えない範囲で変更をしたほうが、より効果的なのではないか?という、編集というパートになって、はじめて気が付く、もしくは、「役者さんのお芝居が要求する変更点」みたいなものが存在する。と、わたし個人では感じているためです。

特に「episode 3 ふしちょう作戦」は収録用台本とは、かなり異なる本編になっています。

RMRの脚本の体裁は、オーディオドラマの脚本の体裁としては、かなり亜流ではあると認識しています。

亜流というよりは、邪道というか、「オーディオドラマの脚本としては赤点の落第」になっているかもしれません。

一応、オーディオドラマですから、「見えないことを前提に構築」しているつもりではありますが、音響面での演出論みたいなもを独学で試行錯誤しつつ、映像におけるダイナミズムからの応用の出力として形にしていることもあるため、もしかすると、「(一度だけ)聴いただけではわかりづらい」構成になっている面も否めないのではないか。という部分については、他の音声劇をたくさん拝聴するにつけ、自問自答している昨今です。

この辺の問題は、「いかにご想像していただけるか」という点と「ご想像していただけるような構成か」のバランスシート上でも、常に課題でありまして、もっとも悩ましい部分です。

ですので、これからラジオドラマなどの音声劇を制作していきたいなぁ~という夢と希望と情熱の気概にあふれた、特に脚本家の方は、原理原則をしっかり知ってから、応用をしていくのが良いんではないかと、率直に思います。

まず、とっかかりとしては、この本がお薦めです。

森 治美 著「ドラマ脚本の書き方―映像ドラマとオーディオドラマ」


これを読まれれば、エデンダイバーの脚本の体裁が、いかにイケていないかということがわかります(汗)

とはいえ、音声劇のジャンルの中でも、特に伝わり辛い、巨大メカロボットアクション+管制指令室のオペレーションで作劇をしようと知恵をしぼったという意味では、現状のRMRの最大値の結果でもありますので、ドラマ本編とあわせて、お読みいただけますと、付録として付けさせていただいた資料も浮かばれます。

音声劇の編集をされる方の場合は、この脚本でこの演技なら、もっと間をあけるだろう、とか、ここにも何か効果音を入れた(または、抜いた)方が、ドラマがビシッとしまるんじゃないか?というような点を、照らし合わせながら本編をお聴き頂けますと幸いです。

収録用台本になんて全然興味ないですぅ~、という方は、まぁ、そうおっしゃらずに、一瞬でもお目を通していただけますと、脚本担当の菅谷くんも、平身低頭して御礼の気持ちを次回作の執筆への糧にできるのではないかと。

それと、既に1話ずつのご購入されれて4話までお買い求めいただいた方の中で、もし「セット購入者だけ特典が付くのは納得イカン!4話分購入したわたしにも脚本ください!」という方がいらっしゃいましたら、お手数をおかけして恐縮ですが、このブログの右にあるメールフォームから、ご連絡を賜れればと存じます。

1.お名前はハンドルネームでも構いません。
2.メールアドレスも捨てアドでも構いません。
3.文面も簡素な略式で結構です。

そして、その際の文面に4つのキーワードをご記入いただけばと思います。

4.ひとつ目は、episode 1 巨人再来 本編のニシジマ博士の台詞
5.ふたつ目は、episode 2 音速の戦闘 本編中で、キタヤマはミナミをどう呼んでいるか
6.みっつ目は、episode 3 ふしちょう作戦 アバンタイトルで登場する少年の名前
7.よっつ目は、episode 4 流星になった少女 主人公メカの合体用キーワード

上記の7項目をお書き頂き、お送りくださいませ。

ご連絡を頂戴したのち、近日中に、RMRの管理人であります、ふるいけからデータ便(http://www.datadeliver.net/)を使って、特典付録をお送りさせていただきます。

なお、本編音源もそうですが、特典の台本等につきましても、RMRの許可を得ていない複製、譲渡、ネットでの公開につきましてはご遠慮していただけますよう、お願いいたします。

以上、全4話セット ダウンロード販売のお知らせでした。
RMRが企画したオリジナルロボットオーディオドラマ
「超鬼兵ガルヴァイド・エデンダイバー」
エデンダイバー ロゴ500
http://www1.ttcn.ne.jp/~rmr/eden/

全四話は、いかにして完成したのか。

RMR的オーディオドラマの作り方・第五弾は「制作スケジュール」です。

実際の制作スケジュールを時系列で振り返りながら、あらためて自主制作作品としては無謀に思えてくる制作規模を振り返りつつ、次回作は、もう少し、おとなしく作っていこうという気分ではあります。

なので、下記に記述していくようなスタイルは、これから自主制作でオーディオドラマをつくってみたいなぁ~、という夢と希望にあふれた企画・制作者様にはあまりお勧めできません。

では早速。

雑多になってもいかんので事務的に記述します。

■2011年1月

いつもお世話になっているオーディオドラマサークルさんの新年会にお邪魔した際に本作の主人公役の花咲さんに会う
とってもイメージの広がる声をされていて、この方がヒロインになるのも良いなと思い名刺を渡す

数日後、花咲さんから「超鬼兵ガルヴァイド」の公開分のエピソードのご感想と共にボイスサンプルを頂戴する
少女から大人の女性まで幅の広い表現力を感じ、より作品のイメージが固まる
その中で「女子校生」の雰囲気がとても良かったので、次回作の主役は女子校生にしようと決めた

まだ、この時点では「超鬼兵ガルヴァイド」の13話(最終話)を編集中で、具体的には次回作の作風の方向性は決まっていない

■2011年3月

3.11東日本大震災が発生。ふるいけの自宅地域は震度6強
それなりに家屋の一部が倒壊し、それなりに被災
ちなみに停電は4日間。浄水場破損のため断水は12日間続きました
そんな中、「超鬼兵ガルヴァイド」の劇場版主題歌「ETERNAL」の歌詞を推敲し、仮歌をケータイのボイスメモで録音してます

■2011年3月24日~4月末

「超鬼兵ガルヴァイド」の最終話をオンライン公開。物語はここで完結
この時点で、震災を受け、オーディオドラマで表現するロボットものの有り方として、何を伝えられるのか模索
次回作を「新超鬼兵ガルヴァイド(仮)」として制作することで企画を進めることに決める

ちなみに、次回作を制作しながら「超鬼兵ガルヴァイド」の主題歌集「GUALVIDE SONGS」のCD化準備も並行して作業

音楽担当の森田俊輔さんから楽曲の提供あり。のちに挿入歌「a Letter」になります

■2011年5月~6月

「新超鬼兵ガルヴァイド(仮)」の企画書を作成
スタッフ専用webサイトを仮設し、そこに企画意図、スケジュール概要、作品の世界観等々を掲載

挿入歌「a Letter」の歌詞、完成

■2011年7月

主役となる花咲さんに依頼
この時点では30分×3話構成の予定でした

メインの登場人物の配置を確定し、脚本のプロットを作成
シーンに必要となる効果音のライブラリー整理を行い、必要となる環境音の生音の不足分を洗い出し
折をみて、ICレコーダーにて種々の環境音を採取するためのロケハンを開始。随時録音を行っています

物語のクライマックスで前作ガルヴァイドの劇伴を新たにボーカル曲として使おうというアイディアが決定
ボーカルには、ガルヴァイドで2ndED「Serengeti」を歌っていただいた葉山りくさんに依頼

ずっと作品にご出演いただきたかった櫻井興子さんに依頼
宅録で演技プランを確認するためのデモ台本をお送りして収録テストをしていただいています

■2011年8月

当初3話構成だった物語を4部編成に変更

櫻井興子さんに、女子大生役、レポーター役、オペレーター役を正式に依頼

花咲さんの種々ご都合が定まって来たことで本格的にスタジオ収録を行う役者さんへの依頼を開始

物語の設定として近未来で国連と防衛省管轄組織を登場させる方向性が定まったため関連事項の資料を収集
ネット上では調べきれない点は図書館等にて参考書を読破
それでも不明な点は、当該事項の管轄・運営を行う公的機関に電話取材

劇伴の新規作成分を森田俊輔さんに依頼

4thOP「Guardians」を歌っていただくPaiさんへに依頼

1stOP「DIVER」、ED「Blue Blue Blue」の編曲をY・Fさん、ボーカルでnaoさんへの依頼
のちに「Diver」は3rdOPに曲順を変更することになります
このため、episode 1のラストにつく次回予告の劇伴は「Diver」をモチーフしたものになっています

主人公メカ、敵メカ、敵キャラのデザインをRMRメンバーの神戸牛さんに依頼
デザインのラフを渡しています

録音をさせていただく「スタジオ竜の洞窟」さんと収録日の調整開始

劇中歌としてガルヴァイドの13話OP主題歌「Lights」の別ボーカルバージョンを入れることで決定

メインキャスト顔合わせを兼ねた作戦会議と称する飲み会を実施
その中で、キャラクター造形に関する重大事項案が提示され採用
物語のキーでありつつ表面上には描写しない裏設定ですが、そのことで大きく脚本の方向性が定まりました

ちなみに場所は渋谷
夜の109前の交差点の信号待ちという人口密度の高さの中、酔っ払った勢いもあり花咲さんに物語の最も重要な部分で使う挿入歌のボーカルテストを敢行
ヒロイン役の花咲さんでなければ表現できない繊細な表現で作品の方向性が明確になりました

スタジオでの収録スケジュールが決定
並行してリハーサル日も設定、会場を視察
これに伴い日程的な問題でスタジオにどうしてもお越しいただけない方も出てくるので、それに対応してキャスティングを多少入れ替えて決定

作品の性質上、設定考証というポジションを明確に設置した方が良いと判断
奥菜宇素子を召喚

物語のヒロインの住まいを作劇上の逆算から埼玉県に決定
地域の設定監修として、埼玉県メンバーが多く所属されているTEPSさんに監修を依頼

メインキャラの博士がUMAやオカルト系オタクという設定にしたかったので、その筋に詳しい倉持キョーリューさんに監修を依頼

作品タイトルを「超鬼兵ガルヴァイド・エデンダイバー」に正式決定

■2011年9月

タイトルロゴをあんよくんさんに依頼
デザインの方向性についてスカイプで会議

キャラクターデザインをmartが担当することで決定

花咲さんの歌う挿入歌のレコーディング日程が決定

■2011年9月21日

収録用台本の初稿をスタッフ、キャストに配布

■2011年9月28日

メインキャストの配役が決定

■2011年10月2日

キャスト、スタッフ全員に収録用台本(暫定)を配布

 同 10月9日 東京都品川区の公共施設にてリハーサル

   配布資料
   ・収録用台本
   ・企画書
   ・設定、用語、参考図案
   ・香盤表

   リハーサルでの通し稽古の模様はすべて録音し数日で台詞のみの仮編集を行う
   それに基づき、脚本の構成一部を変更、台詞の言い回しの修正などを施す
   主人公メカを運用するにあたっての移動速度や距離などの数値情報を微調整、最終決定

 同 10月15日 花咲さんボーカルの挿入歌、レコーディング

 同 10月16日 スタジオ竜の洞窟にて収録。終了後、渋谷で打ち上げ


■2011年10月30日

M3-2011秋に参加。「GUALVIDE SONGS」を頒布

■2011年11月

中恵光城さんに主題歌のボーカルを依頼
なんと、当初は4thEDの予定でした
のちに諸々調整の結果、3rdOPをご担当いただくことに
でも結局、その曲は1stOPへと公開順序を変更していきます

2ndEDにチダユージさんの名曲「Stellar Plane」をリメイクして使うことで決定

 同 11月27日 音劇ボイスアームズさんにお邪魔してガヤを収録

■2011年12月

2ndOP、2ndEDの編曲をRhetoricさんに依頼

ボーカルレコーディングの大半を行うURBAN FOREST STUDIO JAPANさんとの打ち合わせ
編曲も含め下田義浩さんに依頼

2ndOPのボーカルをPAGECOさんに依頼
3rdEDのボーカルをRainさんに依頼

キービジュアル用の人物イラスト担当としてマリアンヌさんに依頼

 同 12月3日 特設サイト公開、episode 1 予告公開

■2012年1月

櫻井興子さんの宅録パートのデータ受領

episode 1の音源編集、初稿アップ

■2012年2月24日 3rdOP用「Voice of EDEN」、レコーディング

■2012年3月

1stOPの予定だった「Diver」に作詞上で問題があり修正、再レコーディングすることに
これに伴い、3rdOP「Voice of EDEN」と曲順を入れ替え

 同 3月5日 3rdED「Adolescence」、レコーディング
 同 3月29日 4thED「Orbital wind」、レコーディング

■2012年5月24日 4thOP「Guardians」、レコーディング

■2012年10月11日

FM78.3湘南シティコネクションに生放送ゲスト出演
その際に、episode 1 本編一部と「Voice of EDEN」を放送

■2012年10月28日 M3-2012秋にて、episode 1 特別版を頒布

■音源公開履歴
2011.12.03 特設サイト公開、episode 1 予告公開
2012.01.23 キャストトーク公開
2012.04.07 episode 1 本編公開
2012.06.02 episode 2 予告公開
2012.06.26 episode 2 本編公開
2012.07.25 episode 3 予告公開
2012.08.18 episode 3 本編公開
2012.10.28 episode 1 特別版を頒布
2012.11.11 episode 4 予告公開
2012.11.15 episode 4 公開

■制作概要

《 CAST》

ミナミ/花咲実奈美
キタヤマ/天王寺★左京
ニシジマ/チャオ・ササキ
ジュリエット/秋月深咲
コヅカ/丸藤賢太
ロイス/凪佳二
マナカ/小鈴
ワセダ/大沼竣
オウジ/歩川もえ
アオサワ/白井秀行
ノリマサ/高天宏之
イサクラ/桜井興子
ソラ/緋乃玲
ガナミア/杉宮加奈
ボグライ/緋乃玲
ホンマ/高天宏之

ICMCオペレータ/早坂ユキオ
女子大生/桜井興子
JAXA研究員/白井秀行
JR大宮駅員/音虎
ヘリ操縦士/丸藤賢太
キャスター/赤井吹正
主婦A/花咲実奈美
主婦B/歩川もえ
主婦C/杉宮加奈
子供/小鈴
タチバナ/大沼竣
看護士/秋月深咲
ナビ/中恵光城
褌司/凪佳二
少年/歩川もえ
SAT隊員A/高天宏之
SAT隊員B/真也

青年たち/音劇ボイスアームズ 他

ナレーション/大沼竣

《 SONGS 》

1stOP「Voice of EDEN」
歌 中恵光城 詞/曲 鴻巣舞 編 下田義浩

1stED「Blue Blue Blue」
歌 nao 詞/曲 鴻巣舞 編 Y・F

2ndOP「A-Gain」
歌 PAGECO 詞/曲 鴻巣舞 編 Rhetoric

2ndED「Stellar Plane」
歌 珠梨 詞/曲 チダユージ 編 Rhetoric

3rdOP「Diver」
歌 nao 詞/曲 鴻巣舞 編 Y・F

3rdED「Adolescence」
歌 Rain 詞 チダユージ 曲 鴻巣舞 編 下田義浩

4thOP「Guardians」
歌 Pai 詞/曲 鴻巣舞 編 下田義浩

4thED「Orbital wind」
歌 TAPIKO(from can/goo) 詞/曲 鴻巣 編 下田義浩

2話劇中歌「らいつ☆」
歌 えり 詞/曲 Y・F

2話劇中歌「SUPER DUMMY」
歌 Adoremayzer 詞/曲 鴻巣舞

2話劇中歌「便利な時代」
歌/詞/曲 Adoremayzer

4話挿入歌「Adoremayze」
歌 葉山りく 詞/編 鴻巣舞 曲 森田俊輔

4話挿入歌「a Letter」
歌 花咲実奈美 詞 鴻巣舞 曲 森田俊輔

《 STAFF 》

企画:RMR Robot's Makes Revolution
脚本:菅谷陽星
音楽:森田俊輔、SENTIVE、鴻巣舞
キャスティング協力:
 TEPS、音劇ボイスアームズ、
 Voice Treasure Factory、アイリスの花言葉
デザインワークス:神戸牛
キャラクターデザイン:mart
タイトルロゴ:あんよくん
作画協力:マリアンヌ
SF考証:奥菜宇素子
地域情報監修:TEPS
UMA監修:倉持キョーリュー
リハーサル:品川区大崎第二地域センター
録音:スタジオ竜の洞窟
ボーカルレコーディング:URBAN FOREST STUDIO JAPAN
1話劇中CM:「星霞」(TEPS)
効果音提供元:
 音声劇団RBC様,ザ・マッチメイカァズ様,
 SENTIVE様,ASOBEAT様,soundoffice.com様,
 WEB WAVE LIB様,音の杜様,ちょい音様
編集・監督:古池真透
製作:GALAXY AGENT SERVICE

以上
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プロフィール

ふるいけ

Author:ふるいけ
オリジナルロボットストーリーを軸とした創作集団「RMR」の管理人。映画、音楽全般、カラオケ、物語創作、作詞作曲、舞台観劇と節操なしに思ったことを書き綴ってます。合言葉は「打倒ガンダム、復活イデオン!」。

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