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はじまりましたね。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ。
その前日に発売された主役メカのガンプラ、HGガンダム・バルバトス。
早速つくってみました。


キットのレビューは、他にもたくさんの方やショップが書かれていますが、わたしなりに感じた点を。
写真の完成品は、ほぼキットのままです。
墨入れをして、部分塗装。
全体をメラミンスポンジで軽く研磨してつや消しをしています。
頭部のひさしが深すぎて、目がほとんど見えなくなってしまうので、浅めに削っています。
それくらいの工作で、作業時間は正味で9時間くらい。
素組みなら、表面処理を施す程度をやっても3時間あたりで出来上がってしまうでしょう。
とっても素晴らしいキットだと思います。
どこが素晴らしいかというと、
・ランナー上でのパーツの配置がわかりやすくなっている
・ゲートの位置がランナーから切り離したときに極力目立たないようになっている
・ゲートの接続面積が小さい
・プラ素材がやわらかい
・組み立て説明書が読みやすい
というような、以前から比較的すぐれているガンプラの良い点が更に進化しています。
ガンプラとしての設計もさることながら、元のバルバトスのデザインも、玩具化が至上命題であるキャラクターメカとして、とっても考えられていると感じました。
ガンダムという記号を明確に残しながらも、これまでのモビルスーツ・ガンダムとはひと味違った挑戦的なデザインだと思います。
コンセプトからして、他作品ガンプラとのジョイントコラボをしていくという、ビルドファイターズ方式も取り入れつつも、ガンダムの機体そのものが常に形状を変化させていくという、プレイバリューの高さは、想像力があるファンであればあるほどに可能性が広がります。
可動範囲も広くて、関節の保持力もなかなかです。

1/144サイズというHGシリーズなのに、フレームだけでも、なりたっているのがすごいです。
フレームロボ・ガイアフレームと並べてみると、こんな感じです。

パイロットのフィギュアは、ガンダム・フレームのほうは1/48。ガイアフレームのほうは1/72です。
こうしてみると、これらのフレームを使って、オリジナルのロボを作ってみよう!と考えた場合、どういう設定かにもよりますが、わたしが最近ハマっている1/72でオリメカを作るという趣向からすると、ガンダム・フレームそのままですと、ちょっと大きすぎます。
1/48で考えれば良いといえばそうなんですが、すでに1/72で何機か作ってしまっているので、やはりそれと並べたい。
そういう願望からすると、1/72として考えたいわけです。こんなふうに。

フレームロボでも大きすぎちゃうんですが、工作技術と置き場所の兼ね合いで、黄色いメカくらいの大きさが作りやすいかなと。
ですから、ガンダム・フレームを多少切り刻んで、長さやバランスを変えて使えないかな、という気はしています。
ただ、そうするなら、市販で既にたくさんのラインナップがある関節系パーツ類を揃えたほうが、コスパとしては良いような雰囲気もあり……。
などなど。もっとたくさん種類があります。
「人型メカの素体」というだけの商品がもっとあってもいいのになと思うのは、市販品では飽きたらず、オリジナル設定・デザインのメカを作りたくなるような人だけかもしれないので、人類の中でも少数派でしょう。
フレームアームズのフレームアーキテクトも材質がスチロール系プラスチックになったものが登場したので、それでも良いかなと思っていたんですが、やはり先の理由でちょっとオーバースペックなんです。
関節部も自作してしまえば良いということもあるんですが、へたらない構造を実現するとか、ボールジョイント関節にしたい場合などは、やはり既成品のほうが強度も確保できたりしますから。
というわけで、鉄血のオルフェンズのガンプラは、作品世界の外でも、大活躍させられそうな優秀なプラモデルだというお話でした。
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