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RMR的オーディオドラマの作り方・キャスティング編

絶対に真似してはいけないRMR的オーディオドラマの作り方。

第12回は、キャスティング編です。

人というものは縁によって大きな転機を迎えたりするじゃないですか。

緑(みどり)じゃなくて、縁(えん)ですよ。

ドラマづくりだってそうです。

RMRみたいな個人主催の活動スタイルですと、いざ、作品を制作していこうと思ったときに、どういう方とご一緒していこうかという思案が始まります。

まったくの見ず知らずの方々と組むわけにも行きません。

最近では、ネットのみで活動されている、いわゆるボイスコ(ボイスコーポーレーター)さんや、絵師(イラストレーター)さんも多くいらっしゃいます。

うわぁ~!この方、素敵だな!ご一緒したい!

と思ったときに、ちょっと遠距離だったりすると、ネット越しで全部要件は済むのに、及び腰になってしまったりしてしまう小市民なわたしです。

でも、最近は、良くも悪くも度胸がついてきて、面識のない方でも、お声がけさせていただいたりすることもあります。

もちろん、その場合は、これまでの経歴といいますか、送り出されてきた作品をチェックさせて頂くのは当然です。

どうして、その方でないといけないのか!という決定打があやふやでは失礼ですし、絵にしても演技にしても音楽にしても、ディレクションの際に中途半端になってしまう要因になると思っています。

限られた過去作やサンプルを拝見、拝聴させて頂いて、イメージを膨らますわけです。

RMRではオーディションは行っていません。

基本的に、制作側からのオファーです。

紹介していただくケースもあります。

そして、お会いできる方には極力お会いします。

これは性分なので、全然21世紀的じゃないというご意見もあろうかと思いますが、やっぱり、最悪でも、スカイプなどで肉声でご挨拶させていただくように心がけています。

そうできない場合もあったりしますから、絶対遵守の鉄則というよりは、基本方針のようなものです。

人間どおしで協力して一つのものを作っていこうというのですから、どういう方なのかは少しでも知っておきたいじゃないですか。

さて、オーディオドラマでのキャスティングに限定して話を進めます。

ありがたいご縁の賜物とは言っても、そこはオーディオドラマという特性を理解した上で、配役をしなければいけません。

どういうことかと申しますと、これはいつも書いていますが、オーディオドラマは目では見えません。

なので、ドラマの登場人物が複数人いる場合の配置は、よほどストーリーに関係ある重要な設定である以外は、「明確に他人と判別できる声の組み合わせ」である必要があります。

これは物語設定の根幹にも関わるのですが、まず性別。そして年齢です。

最近のアニメは学園モノや、それに準ずるテイストの舞台設定が特に多いように思います。

アニメなので、見るからにキャラが立っているデザインになっているのが普通です。派手さはなくとも、メガネをかけているとか、ヘアスタイルとか、髪の色やファッションでの差別化が行われます。あと、言葉遣いとか。

一度に大人数をすぐには覚えられなくても、物語の進展に伴って、ずっと画面に出ているわけなので、だんだん見ている方も覚えることができるでしょう。

オーディオドラマは見えません。

見えないので、台詞の中で、「おい、メガネ!」とか「巨乳ちゃん!」とか、わりと頻繁に言わないと、なかなかイメージが定着させられず、二三人でも混同しがちなのに、同世代の同じ性別の登場人物がたくさん登場するようなシーンをメインに構成しているドラマだと、誰が何を言っているのかは、制作側の人間にしか解明できないという事態に陥ってしまうのです。

登場人物は台詞でしか聴取者に情報を伝えることができない(ホントはいろいろ手法があるんですが、簡潔にする都合上、そういうことにしておきます)ので、言葉尻や、言い回しに個性を持たせるのが原理原則ですが、それでも、たとえば、60分尺の物語で、5人の女子高生が元気に喧々諤々やるという展開だと、なかなかに高等技術を要するのではないかというのが率直な感想です。

学園ドラマの人物配置の難しさは、そういうリスクを孕んでいます。

女子高に男子が一人、特別な理由で入学してきた!なんて設定は、とっても楽しそうなのですが、オーディオドラマのみのメディア展開だと、どれだけ素敵なキャラクターデザイン表があっても、それを音声情報のみで聞き分けて楽しむのは、それなりにスキルがいるのではないでしょうか。

学園ドラマを引き合いに出したのは、理由があります。

オーディオドラマで自主制作をしているその多くの世代層は、近年では広がりを見せているとは感じていますが、やはり中心は、学生さん~20代後半の方々になるのではないでしょうか。

社会人になったり、家庭を持ったりすると、本腰をいれて取り組むには、なかなか制約が多いのが、このオーディオドラマの自主制作というジャンルの趣味なんではないか、という気もしています。

そういう意味で、機動的かつ活動的な若い世代が、どんどん新しい手法に挑戦していける土壌もあるので、そんなに悲観的でもなく、これから絶滅しゆく表現手法ではないよな、とも思うのです。

で!

若い世代が集まる必然から、出演者も若者ぞろいになることは、概ね避けられません。

若いから演技経験も浅いので、複雑な芝居ができない!なんてことは全然ないと思っています。

問題は、先述の、「学園モノ状態」になってしまう可能性が高いということです。

もちろん、オーディオドラマを制作されている企画者様は、そんなの百も承知で、そういう課題は、一番最初に念頭に置いて制作するのが普通でしょ!ということよろしくで、どの作品も、その辺は当然のように巧みに回避して制作されているところがほとんどだという印象を持っています。

若者ぞろいと同じ現象として、気の合う仲間で集まって制作をするので、年齢幅が近くなるというものがあります。

これについては言わずもがなではあるんですが、声だけのお芝居に特化して日々鍛錬をされている声優さんの表現力の幅のミラクルな広さというものには、本当に驚くばかりで、声色とはよく言ったもので、まったくの別人のような声を何パターンも演じ分けられるという、驚嘆すべき職業です。

なので、年齢幅は、そう性別さえも、あんまり問題視しなくてもいい場合はあります。

ただ、どんなに卓越した技術を持った役者陣が揃ったとしても、そこには自ずから限界というものがあります。

また、声優を目指している最中の方や、あくまで趣味で活動されている方も、一緒になって作り上げよう!というのがこの世界ですから、重々に留意しておいて損はないポイントなわけです。

いざ集まって、リハーサルをしたときに、「あれ? AとCは同じ声に聞こえちゃうな。やべ~!」とかバタバタしても始まらんのです。

ですから、まず、物語の設定として登場人物の性別、年齢は、できるだけ差別化して、「似ていない声で配役する」を第一のコンセプトにすることが得策なのです。

それを踏まえて「学園モノ」に取り組めば、より、聴きやすくなるでしょうし、その分、複雑なドラマ展開も仕掛けられるのではないでしょうか?と思うわけです。

そんな当たり前のこと、今更言われんでも……という方が大半だと思いますが、なんたって、わたしが、いつも犯しそうな最初のミスなので、自分メモ的に整理させて頂きました。

以上
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プロフィール

ふるいけ

Author:ふるいけ
オリジナルロボットストーリーを軸とした創作集団「RMR」の管理人。映画、音楽全般、カラオケ、物語創作、作詞作曲、舞台観劇と節操なしに思ったことを書き綴ってます。合言葉は「打倒ガンダム、復活イデオン!」。

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