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RMR的オーディオドラマの作り方・予告編

絶対に真似してはいけないRMR的オーディオドラマの作り方。

第11回は、予告編です。

予告ってことですから、「この作品はこんなんですよぉ~」という機能です。

作品のどの部分を短時間に凝縮して公開するかがキモです。

音響効果に拘りました!

複雑な人間ドラマなんです!

主人公の成長物語なんです!

巨大ロボと謎のメカが戦うアクションなんです!

愛と感動のストーリーなんです!

などなど。

宣伝の切り口はいろいろあります。

どういう方に聴いていただきたいかによって、その構成も変わってくると思います。

ただ、いかんせん、オーディオドラマってのは、見えないのです。

見えないので、予告を音だけでお伝えするというのは、なかなか難しいです。

どの要素で構築すればいいのか、いつも悩ましいわけです。

たとえば、拙作「超鬼兵ガルヴァイド・エデンダイバー」の60秒PV。



特設サイト用に描き下ろしたイラストを組み合わせて制作しています。

最近は動画作成ソフトも機能面も進化していて、いろんな効果がかけられるようになってきました。

そういう意味では、この動画は、ちょっとオトナシメといいますか、映像力学のセンスも乏しくて、映像作品としては褒められたものではないのですが、そこは門外漢なのでお許しを。

ここで問題にしたいのは、オーディオドラマの予告としてチョイスするべき音声をキチンと提示できているか?という点です。

エデンダイバーは総尺が157分です。

その中から60秒にはめ込む台詞を選択しています。

収録の時点で、あらかじめ「CM用の台詞」も台本に書いてあったりもしますが、やはり、本編の空気をお伝えするには、本編の「役者さんの気持ちの乗った声」を乗せた方が、概ね締まります。
演出意図として、そうでない台詞を使うことも、もちろんありますが。

台詞数は21。

平均してしまうと一台詞あたりの持ち時間が3秒。

役者さんのスキルというものはものすごくて、3秒に籠められる心理描写については、これまた驚愕のスキルがあるわけですけれど、たとえば、1秒の台詞を60個無作為に連呼されるというのは、予告音源の特性として、それはいかがなものか、ということはありますから、情報量として過多にならないようなキーワード的な台詞を選択しています。

この辺は、映像でいうカット割りと、オーディオドラマの台詞と場面の切り替えしの演出的意味合いの異なるところで、おもしろい部分だと思います。

台詞に加えて、劇伴と効果音を加えて41トラック。

音声トラックは多ければそれでいいか、というのは、また全然別問題なんですけれど、台詞一個単位で効果を全部変えているので、今回はその数になりました。

映像作品に比べれば、全然少ない情報量だと思います。たぶん。

オーディオドラマは音声のみですから、あまり雑多になってしまうと、肝心の台詞が耳には聞こえても、心に届かない、という致命的な現象を生んでしまう可能性があります。

ここは、予告のみならず、気を付けたいところです。

本編編集後の音源を用いたのではなく、収録した生の音源を、あらためて、この動画用に切り出して、各台詞にかけた効果も、本編とは全然違う種類のエフェクトで、パラメータも変えています。

だからなんなの?ということではありますが、今回の編集コンセプトとしては、60秒の時間軸の中で、とりあえずメインの登場人物を全員だしておこう。ということを考えました。

どの台詞をつなげるか?

についてですが、既に本編をお聴きになっていらっしゃる方はお気づきかと思いますが、台詞の順番が、必ずしも、ストーリーの時系列にはしていません。

印象に残りやすい台詞というのは、ネタバレになってしまう可能性もあったりしますから、物語の核心に迫っている台詞でも、まったく違う台詞で挟むことで、「真意が伝わらないようにできる」という効果があります。

ただ、それは、単純に「伝わりづらい」という要素をクローズアップしているに過ぎないため、予告として、はたして「作品の世界観を提示てきているのか?」という、予告の予告たる機能を満たしていないのではないか?

というような、そもそも論も懸案事項としてはあります。

台詞あたりのエフェクトを全部変えた理由は、60秒の中の変化差分を極力多くして「刺激の多い音声」にするためです。

深層心理に迫ることのできるオーディオドラマの特性からすると、瞬発的に台詞を切り替えていくことは、映像表現を真似しただけで、表現方法の特異性を棒に振ったような編集だといえなくもないでしょう。

そこは、アクションモノなのです!という部分を強調したいという意図を優先させました。

ですので、21個の台詞が並んだときに、平板で、どの台詞も際立たないような編集は、「アクションものっぽくない」という判断で、変化を優先しています。

作品によっては、同じトーンで押したほうが良い場合もありますから、絶対論でありません。

21個の台詞に21通りのエフェクトかというと、それも違っていて、例えばナレーションについては、2ワードのみですが、エフェクトパターンは3区分しています。

冒頭のナレーション、ラストのタイトルコール、キャッチコピー的最後の台詞。

別にそれも分けんでもいいでしょ、ってことではあるんですが、単純に好みの問題です。

台詞の後ろには効果音を入れています。

効果音と一口に言いますが、それを機能面で分類すると、

・自然音
・生活音
・抽象音

に分かれます。

詳細については割愛しますが、現実世界で生きているわたしたちの周りは音であふれています。

オーディオドラマは目で見えませんから、どこで、だれが、なにをしているのか?は、台詞と音で表現するしかないのです。

とはいえ、本編ならまだしも、予告でそんなに気を使ってどうするか?という話はあります。

また、全体の世界観がわからない段階で、ヘンテコな効果音をいれても、なんの音なのか、聴いていただいてだいた方には、たぶん、まったく伝わっていないと思わなくてはいけません。

よっぽど、一般的に認知されて共有されている音であっても、前後の芝居との関係性の中で、はじめて何の音なのかが、ようやく50%くらい伝わる。

それくらいに考えていた方が無難です。

なので、予告に作品特有の効果音を入れたところで、わけわからん!って感じだとは思います。

ただ、一方で、RMR作品は主にSFなので、そういう効果音を入れることで、「非日常っぽさ」だけは、予告でお伝えできているのではないか?と、期待しています。

台詞、効果音の下に劇伴(げきばん:劇中音楽、BGM)を敷いています。

エデンダイバーの劇伴は、9割がオリジナルの楽曲ですが、60秒の曲は1曲しかありません。

それは、エデンが合体するときの、いわゆる合体バンクに属する勇ましい曲調のため、この予告のトーンにはそぐわないと思い、合いそうな曲の音源を編集して尺に収めています。

と、いろいろ書きましたが、予告の手法についは、正解というものはなく、作品の都度、また、予告の雰囲気によって、無限のパターンがあると思います。

上記に掲載したエデンダイバーの予告PVも、作品のエッセンスをキチンとお伝えできているかというと、かなり検討の余地はあるといいますか、余地だらけ!と言えるでしょう。

ないより、もっとも重大事は、「この予告の存在をいかにしらしめるか!」という、究極の難題があります。

これは、ホント、悩ましいですが、未来永劫に解決法がないんじゃないか?と思ったりもしています(汗)
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プロフィール

ふるいけ

Author:ふるいけ
オリジナルロボットストーリーを軸とした創作集団「RMR」の管理人。映画、音楽全般、カラオケ、物語創作、作詞作曲、舞台観劇と節操なしに思ったことを書き綴ってます。合言葉は「打倒ガンダム、復活イデオン!」。

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